WEBのページを作る

  XAMLマークアップ、あるいはXAMLスクリプトをウエブ・ブラウザで表示する方法を考えて見ます。

XAMLを利用する目的

1. 数式を記述したい
2. 図形を記述したい
3. 図形が動くようにしたい

実現方法

1. Silverlightアプリケーション複数ページ
   サンプルは、「複数ページのSilverlightアプリケーション」
2. Silverlightアプリケーション単一ページ
   Visual Studioで普通にSilverlightアプリケーションを作成すると、.xap と、それをホストするHTMLファイルが作られる。
   そして、Silverlightアプリケーションがページとしてブラウザに表示されるが、これは、HTMLファイルに他の要素が記述されていないためで、Silverlightをページにするのと、パーツにするのには区別はない。
   記述方法は、Visual Studio が作る TestPage.htm を見るとわかる。
   Silverlightアプリケーションについては、このページの先頭の目次から、「プログラミング Tips」「Silverlight」以下を参照。
3. SilverlightアプリケーションHTMLに埋め込む
   Silverlightアプリケーション単一ページに同じ
4. XAMLファイルをリンク
   通常、HTMLファイル名を記述する箇所に、XAMLファイル名を書いてリンクとして開くことができる。
   これは、ブラウザがXAMLファイルを開ける場合で、ブラウザや設定によっては開けない。
   下記は、XAMLファイルを直接リンクしてある。
   xps_math_test.xaml
   この場合のXAMLの処理は、Silverlightのランタイムでなく、.Net Frameworkが使われる。
5. XAMLファイルをHTMLのIFRAMEでホストする
   ブラウザはXAMLを開けるので、IFRAMEでも開ける。
   HTMLページの一部として使える以外は、基本的にXAMLファイルを直接リンクした場合と区別はない。
   「IFRAMEタグによるXAMLファイルの参照」
6. XAML記述をHTMLに埋め込む
   この方法は、HTMLファイル中にスクリプトとして、XAMLを記述しておき、objectタグで実行するものです。
   objectタグの記述は、Silverlightアプリケーションをホストする場合と同じです。
   したがって、処理はSilverlightのランタイムに依存し、XAMLの機能もSilverlightの制限によります。
   「HTMLファイルにXAMLを記述」
   Silverlightアプリケーションの起動に使われるJavaScriptから呼び出す、Silverlight.createObject() かSilverlight.createObjectEx() も使用できます。

XAMLの機能制限

  ブラウザで表示する場合のXAMLには3段階の制限があるようです。

1. Loose XAML
   ブラウザで直接開く場合と、IFRAMEタグで開く場合はフルセットで使用できるようです。Viewport3Dも可能です。
2. Silverlight
   Silverlightアプリケーションで利用する場合は、Silverlight用のサブセットになります。
3. オブジェクトタグで開くXAMLスクリプト
   まだ、良くわからないが開けないものがあります。（エラーになるわけではなく、単に全体が表示されなくなる。）
   

   項目	原因
   {Binding ... }
   DataTrigger	Silverlightで未サポート
   EventTrigger SourceName
   Button
   CheckBox
   TextBlock	Textの内容は表示されるが、入力にはならない

createObject() と object タグ

createObject()

  Silverlight.js にある createObject() 、createObjectEx() は、div タグの child に object を生成するもののようです。
  source には、URL か #id の形式でファイル内のXAMLスクリプトが指定できます。

  これを 開いて FireFox の FireBug で見ると以下のようになっています。

XAMLをホストする object タグ

  前述のスクリプトが作る簡単な object タグで表示には十分なようですがもう少し。

Visual Studio が Silverlightアプリケーション用に生成するHTML

  source パラメータを書き換えて、XAMLを参照して見ました。form と iframe の意味はわかりません。削除しても表示に差がないようです。
  この場合、始めから object タグで書かれていますが、Silverlight.js もインポートされています。

HTMLDo で object タグを書くと

  編集に使っている エディタ（HTMLDo）で、ソース表示にして object タグを書いて見ました。理屈はわかりませんが、ブラウザコンポーネントが、これを展開してしまします。
  この展開された記述では表示が行われません。
  type="application/x-silverlight" を設定すると、設定可能なparamを列挙しているようです。data="data:application/x-silverlight,"は、記述すると以降が崩れて記述不能です。
  どのパラメータが不適切なのか調べて見ました。

  以下は、有効な値である必要があるようです。